6ヶ月点検は義務ではありませんが、12ヶ月点検は道路運送車両第48条で規定されている法定点検であり、義務になります。しかし、罰則がないため受けられない方が多いのが現状です。一番は安心・安全に走行するために受けていただきたい点検ですが、他にもメリットがあります。

（１）12ヶ月法定点検を受けていると、点検項目に該当する箇所の不具合や故障が起きた場合はメーカー保証が受けられます。
（ユーザーの重大な過失を除きます）

（２）法定点検を受けていれば、整備不良等に起因する事故が起こった場合、ドライバーの法的責任が軽くなる可能性が高いです。

（３）定期点検を「点検整備記録簿」に記載しておくことで、下取りや中古で売却する際の査定評価が上がる可能性があることです。たとえば、同じ年式で同じ走行距離でも、きちんと定期点検を受けた車の方が過去の点検実施の履歴が把握できるため、安心感が高くなるからです。